中村利兵衛の屋敷(長野県塩尻市 奈良井宿)

中山道奈良井宿の町並みは、全長約1km。宿場町の景観をよく残し、国重要
伝統的建造物群保存地区に選定されています。

上町に位置する中村邸は、江戸時代の櫛屋中村利兵衛の屋敷です。

天保八年の奈良井宿大火の後に建てられました。塩尻市指定有形文化財
として一般公開されています。

中村邸の主屋は、間口が狭く奥行きが深い短冊の敷地に、間口三間二尺、
奥行き九間半の規模で、二階建てです。建物正面の猿頭をあしらった鎧庇
(よろいびさし)、一階正面の大戸と蔀(しとみ)、二階の格子と袖壁など、奈良井
宿の町家の意匠を典型的に備えた建物です。入口から中庭まで土間が通り、
店・勝手・中の間・座敷が続く間取りも奈良井宿の町家に共通して見られます。
中庭の奥には土蔵が配されています。

                      中村邸パンフレットより

       猿頭をあしらった鎧庇

    イロリのある部屋から奥の部屋まで
  雨傘         二階の格子から見える街並み

        土間から見た炊事場

            箱 階段

           2階の部屋

         中庭の奥にある土蔵

       土蔵の中に色々な櫛展示されている

鎮(しずめ)神社
経津主命(ふつぬしのみこと)を祀り、中山道奈良井宿はずれにある宿の鎮守で
ある。「神社由緒書」によれば、寿永から文治(十二世紀後期)のころ中原兼造が
鳥居峠に建立したと伝えている。疫病流行を鎮めるため下総国香取神社を勧請
したことから鎮(しずめ)神社と呼ばれるようになったという。

たまたま奈良井宿を訪れた日が鎮神社の祭礼の日にあたっていたこともあって、
宿内は活気に満ち家々の軒先には鎮神社の神紋「丸に立ち沢瀉」を描いた提灯
が下がっていた。神社に行くと、祭りの主役の若者が「丸に立ち沢瀉」を捺した袴姿
で控え、地車がいままさに神社から宿内に曵かれて行こうとする所であった。
地車を飾る真紅の緞子にも「丸に立ち沢瀉」が据えられていた。

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